1 前提について
今回は前提として『子育て世代のパート主婦』の資産形成に関する手順ということでお読みいただければと思います。
昨今さまざまな資産形成に関するニュース・書籍・動画などを見かけますが、実質的に仕事・家事・育児にかなりの時間をさく必要がある主婦にとって、金融や資産形成の勉強はかなりのハードルがあるのが現実です。
ですので、今回は「子育て世代のパート主婦」における資産形成手順に絞って記載しております。
もちろん「子育て世代のパート主婦」といってもパートナーの収入、子ども人数・年齢、お住まいの地域によっても、さまざまな方がいらっしいますので、皆さんに当てはまるかどうかは分かりませんが参考としていただければと思います。
2 子育て世代のパート主婦における資産形成のポイント
子育て世代のパート主婦は次のように、教育・住宅費用がかかさんだり、家事などの負担が多いのが特徴であり、その中で出来る範囲の資産形成を検討する必要があります。
1 教育・進学費用
高校や大学進学のための費用を確保していく必要があります。
また、習い事や塾にも毎月相当な費用が発生します。
2 住宅ローン
住宅ローンを抱えている世代でもあると思います。どうしても毎月5万~15万はローンを支払う必要がありますし、設備や外壁などの修繕の費用も確保していく必要があります。
3 家事の負担が大きい
パートナーにもよりますが、まだまだ家事の中心は主婦が担っているご家庭も多いと思います。朝食準備、洗濯物、子どもの学校の準備、化粧などの身支度、ゴミ出し、夕食の買い物、夕食の準備、お風呂の掃除、洗濯物の取込み、習い事などの送迎、子どもの寝かしつけなどなど、多くの家事をなされている方もいらっしゃると思います。
4 介護の問題なども発生する
人によっては、親の介護や病院の送迎などが加わっている方もいらっしゃると思います。
3 実現可能な具体的な資産形成手順について
こういった中で、どうやって日々を充実させながら、出来る範囲で老後に困らない資産を形成するかを模索していきたいと思います。
1 とにかく証券口座を開設する。
とにかく「証券口座」を開設しましょう。「楽天証券」や「SBI証券」など「ネット証券」が多数存在しており、簡単に証券口座を開設することができます。証券口座を開設することで「株」や「投資信託」や「債券」などの金融商品を購入することができます。
2 NISA口座を開設する。
「NISA(ニーサ)」とはざっくりいうと「投資から得た利益(配当金や譲渡益)に税金がかからない制度です。非課税で投資できる総額が1,800万円あります。」NISAで株や投資信託などを購入する準備を整えましょう。
3 投資信託や株などを毎月少しで良いので定期購入する。
株や投資信託について、毎月1,000円でも良いので購入してみる。
これによって購入するスキルがつきます。 1,000円単位ですので損失を気にする必要もありません。
4 「株や投資信託といった金融商品」や「NISAといった制度」の勉強を始める。
証券口座やNISA口座は少し無理をしててでも開設しましょう。
そのあとは、徐々に書籍や動画などを参考にして、知識や経験を増やしていけばよいと思います。
5 節約を実施する。
育児や家事で新たな収入源を確保するのはなかなか難しいというのが前提ですのでそうなると節約を考えていく必要があります。
「携帯代」「アニメや音楽などのサブスク」「保険」など主要な固定費用で削減できる項目があれば資産形成費用回すことができます。
この時に証券口座とNISA口座が開設されていますので、節約できた費用はそのまま金融商品の定期購入代に振り返るとどんどん資産が形成されるサイクルに突入するということになります。
4 夫婦でのイメージの共有について
これまで記載した資産形成については、基本、夫の協力なしに進められる部分が大半ですので、夫の合意なしに進めておいても問題ないと思います。
証券口座などの準備が整ったら、夫婦で価値観の共有をしていく必要があると思います。
ここで夫婦の価値観が一致すれば、資産形成は順調に進みますし、そうでなければ資産は大きく伸びませんし、そもそも資産形成に回せるお金すら捻出できないという状況も発生してしまいます。
1 家を購入するのか。
2 車を買うのか。台数や価格は。
3 習い事や進学準備費用にどこまで支出するか。
4 夫婦それぞれが必要おこづかいは。
(将来も大切だが「今」も大切!)
5 60歳の時にいくらの資産を築いておきたいか。
こういったことを現実に目を背けずに、夫婦間で話し合って同じビジョン・目標で資産形成に取組めると良いんですけどね!!(この夫婦間での認識の共有が一番難しい!!!)
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
