子育て・進学(指定校推薦)

指定校推薦 校内の選考基準について

指定校推薦はどうやって校内選考されているのか?

まず、当年度において、お子さんが通っている高校に「どの大学のどの学部」に指定校推薦の枠があるか校内で発表されます。その後、自分の評定平均や英検の取得状況を鑑みて、志望する大学を高校に提出することになります。 仮に同じ大学を志望する生徒が複数名いた場合に校内ではどのような基準で推薦する生徒を決定するのでしょうか。

大きく次の項目で先生たちが相談して決めているのだと思います。

「評定平均」「提出物」「実力テスト」「英検等の資格」「部活など」「出席日数」「生活態度」によって判断されると思いまます。

1 評定平均について

まず「評定平均」ですが、これはいわゆる良い方から5・4・3・2・1の通信簿の平均点です。

「1年生の評定平均」「2年生の評定平均」「3年生の1学期の評定平均」の3つの平均になります。

ですので、3年生の1学期の中間・期末で挽回もできますし、失敗もありうるということです。

評定平均には保健体育や音楽や美術なんかも含まれますので、意外と副教科が肝になったりします。

同じ評定平均4.5であったとしてもおそらく先生は小数点第2位や3位まで算出して生徒を比較しているはずです。
評定平均以外同じような状況の生徒が同じ志望校でかぶることもあります。こういった場合は最終的に評定平均で選考した方が、何か説明をする事態になっても公平感があるので、細かい端数まで先生は確認していると思った方がよいと思います。最後まで少しでも評定平均を上げる意識でテストに臨むのが重要かと思います。

2 提出物について

これは評定に含まれているのかもしれませんが、提出物や小テストなどは侮らずに真面目にコツコツと提出する方が良いです。

3 学力テスト

学力テストの結果はあまり参考にされないと思います。
(評定平均や英検の方が重要ということ)

ただ、ほぼ同じような生徒が同じ大学の枠を志望する場合は、学力テストの良し悪しは選考に加わってくると思います。

なお、明らかに学力テストの偏差値が違う生徒同士は同じ大学の枠でバッティングをすることはあまり無いと思いますし、あまり気にしない方がよいかと思います。

4 英検  準2級・準2級+・2級・準1級

英検はとにかく「2級」を目指します。2025年から準2級+(かつての準2級と2級の中間に位置するもの)というのが創設されたそうですが、とにかく2級です。

そこそこの大学は準2級・2級を被推薦者の条件としています。

英検自体を条件としてない大学もありますが、March・関関同立以上を目指すなら必須かと思います。

2年生の終わりまでに2級の取得を目指しましょう。

5 部活動・生徒会活動の参加状況

やはり評定や英検の状況が同じなら部活動を真面目にやっている子が推薦されるはずです。

また、高校によっては野球部が有利とかサッカー部が有利とかテニス部が有利とかあると思います。

ただ、評定や英検ほど重視されるものではないとおもいますので、お子さんが帰宅部でもあまり気にされる必要はないと思います。

6 出席日数について

10日を目安とするようなネットの書き込みがあるようですが、あくまで目安と考えてよいのではないでしょうか?

例えば1年に1回インフルエンザで休むことなっても5日程度は休むことになります。

それに加えて怪我・腹痛などの体調不良で休むこともありますし、女の子の場合は男の子よりもっと休む可能性はあると思います。 ですので10日を超えたからといってダメではないと思います。 明らかに休みがちでなければ気にする必要はないと思います。
(学校休んで、コンビニ行っているのがばれるようなのはよくないですけど)

7 生活態度について

停学や警察への補導履歴がある生徒は推薦されないと思います。

喫煙・万引き・いじめ・同級生や下級生への暴力・喧嘩などといったトラブルがある生徒も難しいかと思います。

どちらかというと男の子の方が注意が必要でしょうか。

特に、高校1年生や2年生の前半は注意が必要かもしれません。2年生の後半になってくるとかなり大学進学を意識しはじめるので、指定校を狙う意識が芽生えれば大きな問題も起こさないと思います。

1,2年生の段階でトラブルを起こしたお子さんをお抱えの親御さんは担任の先生に面談の際にひっそりと指定校の可能性の有無について確認してみるのも良いかもしれません。
怪しい場合は一般入試や指定校推薦以外の推薦に切り替えるのも一つの選択かもしれません。

以上が、選考基準に関する内容になります。最後までお読みいただきありがとございした。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

最近の記事