資産形成

資産形成にあたり夫婦間での認識を明確にしなければならないこと

資産形成

資産形成にあたって、次の項目は、どこまで支出をしていくのか、夫婦間で共通認識を持っていた方がよいと思います。

特に、車や住宅に関しては、一度支出が決定すると数年間払い続ける必要が生じ、家計を圧迫してやりたい事ともできなくなってしまうので注意が必要です。

<夫婦間で共通認識を持っておくべき事項>

1 習い事 
2 保険
3 車
4 住宅

1 習い事 進学費用 (子どもの習い事を聖域にしない)

我々夫婦は、現在、40代となり子どももうすぐ大学生になります。

ふりかえってみると、子どもへの習い事や塾への支出は「ほどほど」に抑えるても良かったかなと思う部分もあります。

よっぽど小さな頃から、他の子どもと比べて客観的にみて圧倒的な才能があれば別ですが、ほとんどの子どもは他者との差を大人になっても維持することはむずかしいと思います。

スポーツに関する支出について 

例えば、野球でいえば、小学校では「エースで4番」であっても、中学・高校と学年が上がると常にそれを維持するのは難しくなってきます。 

それは学年が上がるにつれて、本気で野球に取り組んでいる子だけになるからです。

スポーツであれば、

「地域のスポーツ少年団にするのか?」
「クラブチームにするのか?」
「個別レッスンをうけるのか?」

ということを子どもの才能を見ながら、どこかで境界線を引いておく必要があると思います。

勉強(塾)に関する支出について

勉強に関しては、得意不得意があると思います。

お子さんの「能力」や「やる気」をしっかり把握しながら、少し冷静に入塾を判断する必要があると思います。

知育や公文やそろばんなどもやり始めたらキリがありません。

塾はある種の「不安商法」的なところもありますから、少し距離を取って冷静に入塾については考えた方がよいと思います。

一度、入塾してしまったら、「夏期講習」や「冬期講習」の費用なども大変高額です。 塾の内容や指導がイマイチでも自分の子どもだけ夏期講習に行かせないという判断もなかなかしづらいものです。

2 どういった保険に加入するか(生命保険・医療保険) 

結婚するタイミング、子どもができたタイミングなどで保険を検討することがあると思います。

保険も一度加入すると、なかなか辞めるという選択肢は取りづらいところです。

比較的女性の方が心配性なところがあると思いますが、必要な保険の範囲を夫婦でしっかり話し合っておく必要があると思います。

夫(収入のメインを稼ぐ者)に対しては、もしものために生命保険は必要最低限で掛けておいてよいと思いますが、過度な医療保険やがん保険への加入は慎重な検討が必要かと思います。

我が家の20年の保険料の実績について

私たち夫婦は、結婚してから約20年となります。

毎月、夫婦・子どもの医療保険や夫の生命保険として12000円程度の保険料を支払ってきましたが、幸いなことに病気もなく、現時点でトータルで300万円弱負けていると思います。

「安心を買った」と言えば、聞こえは良いですが、保険は本当に最低限でよいと思います。

3 車を購入するか? グレードは? 2台目は?

まず、都会の方は車を所有するかどうかがあると思います。

次にグレードですね。

お金をかければかけるほど、見た目も乗り心地も良いものが手に入ります。

しかし、案外他人が乗っている車のことなんて気にしていないのが現実です。

そんなものに100万も200万も余分なお金を投じる必要はないと思います。

2台目に関しても、「地方だから」という感じで、安易に購入に踏み切るのはどうかと思います。

身の丈にあった自動車ライフがどういった価格帯や台数であるのか、夫婦でしっかり話し合っておく必要があると思います。

4 住宅を購入するかどうか

住宅で重要なことは、次の2つかと思います。

1 膨大な「維持費」が発生するということ。

2 子どもの成長とともに、生活スタイルが変わること。

住宅は購入すると膨大な「維持費」がかかる。

戸建の場合、下記の費用を捻出するために、毎月3~4万円程度 住宅ローン以外の費用として蓄えておく必要があります。

●地域や建物のグレードにもよりますが、戸建であれば、固定資産税が毎年10万~15万かかります。

●火災保険は比較的安価ですが、地震保険は高額です。
1年単位で支払う場合、両者で年間5万円程度かかります。

●トイレ・エコキュート・食洗器といった設備も、10年前後で故障が発生します。 どれも数十万の支出となります。

●外壁や屋根の塗装も、築15年程度で塗り替えを検討する必要があり、100~200万円はかかる可能性があります。

夢のマイホームですが、夫婦で慎重に検討しないと、将来を束縛することになります。

2 こどもの成長とともに生活スタイルがかわる。

子どもが大学進学で家を離れると部屋が余ります。

例えば、子どもが8歳の時に住宅を購入すると、10年くらいで部屋が余ってくるということです。

しかしながら、住宅ローンは続きます。
不要な生活スペースのためにローンを払い続けることになります。

今の生活スタイルがずっと続くわけでないことを念頭に入れておく必要があります。

我が家も部屋余り状態になりそうです・・・・・。(泣き)

まとめ

次の事項については、夫婦感で共通認識を持ち、支出の判断を慎重にしましょう!
一度支出が決まるとなかなかやめることは難しいので注意です!

1 習い事 
2 保険
3 車
4 住宅

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。